話題株ピックアップ【昼刊】:IDOM、日経レバ、オルツ
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■IDOM <7599> 1,028円 -255 円 (-19.9%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ IDOM<7599>が急落。21日の取引終了後、中古車販売事業を展開する同社とグッドスピード(名古屋市東区)について、損害保険各社に対し保険金の不正請求が行われていた疑いがあるとして、金融庁が2社に立ち入り検査をしていることが明らかになったと国内メディアが相次いで報じた。今後の事業展開への影響を懸念した売りが出たようだ。報道によると、旧ビッグモーターで保険金不正請求問題が発覚したのを受け、金融庁は2社においても、保険金の水増し請求の疑いがあるとみて検査をしているもようだという。IDOMに関しては、自動車保険契約の見返りとして車両販売価格を割り引くといった保険業法の違反行為の疑いも浮上していると、東洋経済オンラインは伝えている。なお、ガソリンスタンド運営の宇佐美鉱油(愛知県津島市)の子会社となったグッドスピードは、8月23日に東証グロース市場において上場廃止となっている。 ■日経レバ <1570> 26,270円 -840 円 (-3.1%) 11:30現在 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が急落。一時1100円を超える下げでフシ目の2万6000円大台を割り込む場面があった。日経平均株価に連動する仕組みに組成されたETFで、株価変動率が2倍に基本設定されているのが特徴。全体波乱含みの地合いで目先短期筋の売り買いが活発化している。きょうは寄り後に先物主導で仕掛け的な売りが入り、日経平均が一時700円超の急落に見舞われており、リンクされた日経レバも急速に下値模索の動きとなった。売買代金も全上場銘柄を通じて第3位にランクインしている。 ■西松屋チェーン <7545> 2,350円 -71 円 (-2.9%) 11:30現在 西松屋チェーン<7545>は6日続落している。21日の取引終了後に発表した10月度(9月21日~10月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比4.1%減と4カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。育児・服飾雑貨の売り上げは好調に推移したものの、気温の高い日が多かったことで秋物衣料や冬物衣料の売り上げが前年を下回った。なお、全店売上高は同1.9%減だった。 ■コーテクHD <3635> 1,536円 -34 円 (-2.2%) 11:30現在 コーエーテクモホールディングス<3635>は反落している。21日の取引終了後、集計中の9月中間期連結業績について、営業利益が従来予想の80億円から100億円(前年同期比27.8%減)へ、純利益が100億円から150億円(同10.7%減)へ上振れて着地したようだと発表したが、織り込み済みとの見方が強いようだ。売上高は380億円から350億円(同11.9%減)へ下方修正したものの、パッケージゲームのリピート販売やスマートフォンゲームの収益が増加したことや費用が減少したことが利益を押し上げた。また、金融市場の動向を注視しながら運用を行ったことで、営業外収支が計画を上回る見込みであることも寄与した。 ■夢展望 <3185> 162円 +40 円 (+32.8%) 11:30現在 夢展望<3185>が急騰。21日取引終了後、中国ネット通販大手のPDDホールディングスが手掛けるオンラインショッピングモール「Temu(テム)」と新たに提携したと発表した。第1段階として、Temuが展開する日本向けサイトに商品を出品するという。これが買い材料視されている。 ■ダイワ通信 <7116> 1,272円 +198 円 (+18.4%) 11:30現在 ダイワ通信<7116>とセキュア<4264>が急伸している。産経新聞電子版が21日夜、「政府は首都圏で相次ぐ強盗事件などを受け、新たな経済対策に防犯対策の強化支援を盛り込む方向で調整に入った」と報じた。防犯カメラ設置費用を公費で補助することで増設を促し、治安改善につなげたい考えだとしている。AIクラウド映像監視システムを手掛けるダイワ通信や、監視カメラや入退室管理システムを提供するセキュアに関しては、新たな経済対策に補助策が導入されることにより、製品やサービスの需要が拡大するとの思惑が広がる形となり、短期志向の投資家の資金が流入したようだ。 ■オルツ <260A> 688円 +100 円 (+17.0%) ストップ高 11:30現在 オルツ<260A>がストップ高の688円に買われている。同社は21日、経済産業省及びNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が推進する国内生成AIの開発力強化プロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」の第2期に採択されたと発表しており、これが好感されている。採択された同社の提案テーマは、「パーソナルAIの実現を目標とした世界最高性能の日本語言語処理技術の研究」。今回の採択により同社は総費用約7億9000万円分のGPU計算リソースの活用とデータセット構築のための助成を受けるとしており、これにより労働力の補完を目的としたLLM(大規模言語モデル)の構築と、Instruction Pre-training(事前学習)のためのデータ構築の研究開発を進めるとしている。 ■THECOO <4255> 556円 +80 円 (+16.8%) ストップ高買い気配 11:30現在 THECOO<4255>は朝方から買いが先行し、ストップ高の556円水準でカイ気配となっている。21日の取引終了後、24年12月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、これが好感されている。毎年12月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、一律で同社の会員制ファンコミュニティーサービス「Fanicon」及びOEMで提供しているサービスで利用できるポイントを100ポイント(3200円相当)贈呈するとしている。 ■ソーシャルワイヤー <3929> 251円 +31 円 (+14.1%) 11:30現在 ソーシャルワイヤー<3929>が急反騰している。21日の取引終了後、プラップジャパン<2449>及びその子会社のプラップノードとクリッピング事業における戦略的業務提携を締結したと発表しており、好材料視されている。クリッピングとは新聞・雑誌・WEB・SNSメディアなどの各種メディアから、必要な記事を選別・取得するサービス。Sワイヤーは12年からクリッピングサービスである「@クリッピング」の運営を開始しているが、同事業の更なる拡大・成長のため今回の戦略的業務提携に至ったという。また、この一環として同事業を会社分割による新設会社に承継させ、プラップノードが新会社の議決権比率10~15%程度を取得し資本参加する。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。 ■アーキテクツ <6085> 552円 +34 円 (+6.6%) 11:30現在 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>が急反発している。21日の取引終了後、大和ハウス工業<1925>子会社の大和エネルギーと、蓄電池及び太陽光関連事業に関して業務提携をすると発表し、材料視されたようだ。アーキテクツは子会社のESJにおいて組織と事業目的の変更を行い、太陽光発電所建設や蓄電池設備などを中心として事業を展開する体制を構築した。再生可能エネルギーによる発電所を全国で展開する大和エネルギーは、住宅などに向けた蓄電システムなどを手掛けるエリーパワー(東京都品川区)の販売代理店であり、ESJは業務提携を通じ、エリーパワー製品を取り扱うことで収益拡大を図る。太陽光関連施設の企画・設計・施工・メンテナンスなどの業務においても提携していく。 ■FCE <9564> 925円 +37 円 (+4.2%) 11:30現在 FCE<9564>が大幅反発している。午前10時ごろ、教育ICTシステムの開発販売などを手掛けるスタディラボ(東京都文京区)と業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視されている。FCEが提供する中高生向けビジネス手帳「フォーサイト手帳/アプリ」や関連会社である日本コスモトピアが提供する「Selfee」「みんなの学習クラブ」などの学習支援サービスと、スタディラボ及びその関連会社が提供する教育機関向けプリンティングソリューション「StudyOne」や教育機関向けeポートフォリオ作成ツール「feelnote」との連携を図ることで、学習プロセスの効率化を目指し、学習者の成果の最大化を図るのが狙い。また、今回の提携を通じて国内外の教育機関や企業との販売や連携も視野に入れ、グローバルな教育市場における競争力を高めることを目指すとしている。 ■ペルセウス <4882> 635円 +25 円 (+4.1%) 11:30現在 ペルセウスプロテオミクス<4882>が続伸している。21日の取引終了後、UBE<4208>と抗体薬物複合体(ADC)に関する共同研究契約を締結したと発表しており、好材料視されている。両社は現在、ADCであるがん治療薬PPMX-T004の研究開発を共同で行っているが、PPMX-T004にとどまらず、それぞれが保有する研究テーマや、アカデミアなどの有するさまざまな外部の創薬シーズに対しても幅広く共同でADCの探索研究を進めるとした。なお、同件が両社の25年3月期業績に与える影響は軽微としている。 ■ケア21 <2373> 457円 +13 円 (+2.9%) 11:30現在 ケア21<2373>が反発している。21日の取引終了後、24年10月期の連結業績予想について、最終損益を3億5000万円の赤字から5000万円の黒字(前期600万円の黒字)へ上方修正したことが好感されている。保有する上場有価証券の一部を売却するのに伴い、投資有価証券売却益4億2800万円を特別利益として計上することなどが要因としている。なお、売上高450億円(前期比9.5%増)、営業損益6億円の赤字(前期4億100万円の赤字)は従来見通しを据え置いている。 ■ブロードE <4415> 819円 +22 円 (+2.8%) 11:30現在 ブロードエンタープライズ<4415>は堅調。21日取引終了後、キャッシュに不安がある不動産オーナー向けに、修繕に関わる建築工事をローン・リース不要の初期導入費用ゼロ円で提供するサービス「BRO-WALL」の提供を開始したと発表した。これが手掛かりとなっているようだ。 ■レントラックス <6045> 663円 +16 円 (+2.5%) 11:30現在 レントラックス<6045>が堅調推移。21日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高は前年同月比22.3%増の3億5800万円となった。2カ月ぶりの増収となり、ポジティブ視されたようだ。取扱高は同16.4%増の24億7900万円。レントラックスに登録した広告掲載媒体の運営者である「パートナーサイト運営者」は前月比277人増加の5万8865人となった。 ●ストップ高銘柄 オルツ <260A> 688円 +100 円 (+17.0%) ストップ高 11:30現在 など、2銘柄 ●ストップ安銘柄 バンクオブイ <4393> 4,600円 -1,000 円 (-17.9%) ストップ安 11:30現在 以上、1銘柄 株探ニュース