米外為市場サマリー:150円80銭台に上伸、米長期金利の上昇受けドル高進行

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 21日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円84銭前後と前週末に比べて1円31銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円13銭前後と同65銭程度のユーロ高・円安だった。

 この日は米長期金利が上昇し、ドル買い・円売りが加速した。米国経済は底堅く、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースは緩やかなものとなるとの見方が広がるなか、米大統領選での候補者であるトランプ氏とハリス氏はともに財政赤字の削減策を訴求しておらず、米政府の債務増加に伴って中期的に米金利に上昇圧力が掛かる可能性が意識された。米ダラス連銀のローガン総裁がFRBは慎重なペースで利下げを実施すべきだとの見解を示したほか、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、今後四半期は緩やかなペースでの利下げを予想していると述べた。FRB当局者の一連の発言は、中央銀行は利下げを急いでいないとする市場の観測をサポートする形となった。米コンファレンスボードが発表した9月の景気先行指数は前月比で0.5%低下となったが、マーケットの反応は限定的なものとなった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0815ドル前後と前週末に比べて0.0052ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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