米外為市場サマリー:149円台半ばへ軟化、低調な9月住宅着工件数でドル売り
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18日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円53銭前後と前日に比べて68銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円48銭前後と同22銭程度のユーロ安・円高だった。 米商務省が同日に発表した9月の米住宅着工件数は、前月比0.5%減の135万4000戸となった。先行指標となる住宅建築許可件数は同2.9%減の142万8000件となり、市場予想を大きく下回った。低調な住宅関連指標を受けて、米国景気の先行きに対する慎重な見方が広がり、米債券市場では長期金利が低下。ドルの買い持ち高を圧縮する目的の売りが出た。また、直近でドル円相場は150円の節目を突破していたが、日本時間18日に財務省の三村淳財務官が円安進行に対するけん制発言を行ったとあって、持ち高調整目的のドル売り・円買いが後押しされる格好となった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0867ドル前後と前日に比べて0.0036ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS