話題株ピックアップ【夕刊】(2):日阪製、霞ヶ関C、トラースOP

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材料

■日阪製作所 <6247>  1,032円   +2 円 (+0.2%)  本日終値
 日阪製作所<6247>はしっかり。17日取引終了後、子会社がカタールの首都ドーハにプレート式熱交換器のアフターサービスを主業とする販売会社を設立したと発表した。中東地域での更なる顧客需要に応えるため。

■霞ヶ関キャピタル <3498>  14,940円   -1,160 円 (-7.2%)  本日終値  東証プライム 下落率2位
 霞ヶ関キャピタル<3498>は大幅安で10日続落。17日取引終了後、2029年満期ユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行し、約220億円(手取り金)を調達すると発表した。開発用地や物件の取得のための資金に充てる。これを受け、将来的な株式価値の希薄化を懸念した売りが出た。

■アドヴァングループ <7463>  870円   -52 円 (-5.6%)  本日終値
 アドヴァングループ<7463>は安い。17日取引終了後に発表した4~9月期連結決算は売上高が前年同期比17.9%減の86億2200万円、純利益が同91.2%減の5億4300万円となった。一部の大型案件の工期が下期以降にずれ込んだ。また、円高の進行を受けて為替予約評価益が減少し、洗い替え処理に伴う費用を計上した。これが嫌気された。

■ビックカメラ <3048>  1,743円   -19 円 (-1.1%)  本日終値
 ビックカメラ<3048>が4日ぶりに反落。午前9時35分に新たな中期経営計画を発表し、29年8月期に売上高1兆1000億円(24年8月期9225億7200万円)、営業利益400億円(同243億8800万円)を目指すとした。ただ、11日発表の決算を受けて株価は上昇しこの日朝には年初来高値を更新していたことや、決算発表時に18日に中計を発表するとしていたことから、目先の材料出尽くしとの見方が広がったようだ。

■トラースOP <6696>  439円   +80 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値
 トラース・オン・プロダクト<6696>が物色人気。17日取引終了後、今月開業した国内最大規模のオープンイノベーション施設「STATION Ai」(名古屋市昭和区)へデジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS(セルディス)」を導入したと発表した。同施設は愛知県のスタートアップ支援施策の一環として整備されたもので、ソフトバンク<9434>が子会社を通じて運営を担っている。

■両毛システムズ <9691>  2,313円   +400 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 両毛システムズ<9691>が後場に急伸。18日午後1時、25年3月期の業績予想の上方修正を発表しており、好感されたようだ。今期の売上高予想を25億円増額して215億円(前期比18.3%増)、経常利益予想を4億3000万円増額して19億3000万円(同3.8%増)、最終利益予想を3億2000万円増額して13億2000万円(同39.8%増)に引き上げた。経常利益は減益予想から一転、増益予想に見直した。上期(4~9月)は車載系組込ソフトウェアの開発支援業務や、製造業向けAMOサービスなどITエンジニアリングや警察向けシステムの販売が好調に推移し、業績が上振れして着地することとなった。システム機器販売などの大型案件が好調な見通しであることも踏まえ、通期の業績予想を引き上げた。

■兵機海運 <9362>  3,250円   +480 円 (+17.3%) 一時ストップ高   本日終値
 兵機海運<9362>が一時ストップ高。18日、外航海運事業を展開する富洋海運(大阪市北区)子会社の堂島汽船が、兵機海に対し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。買い付け価格は1株3250円で、兵機海に対してはTOB価格を意識した買いが入ったようだ。買付予定数の上限は21万3300株とし、下限は設定していない。堂島汽船と富洋海運の合計で20%を下回る範囲で可能な限り多く所有し、兵機海との早期の資本・業務提携に向けた発言力を強化することを目的とする。買い付け期間は18日から11月29日まで。兵機海はTOBに関する意見表明については決定次第、公表するとしている。

■セキュア <4264>  1,840円   +172 円 (+10.3%)  本日終値
 セキュア<4264>が4日ぶりに急反発した。17日の取引終了後、AIによる行動検知・通知プラットフォーム「SECURE AI BOX Lite」の販売を開始したと発表。「闇バイト」の実行犯によるものとみられる住宅や店舗への強盗事件が相次ぎ、防犯対策への意識が高まりつつある時流のなかで、発表を手掛かり視した買いが入ったようだ。AIを活用したアルゴリズムによって人物や車両などの対象物を検知するプラットフォームで、商業施設や店舗、建設現場や工場などさまざまな場面での利用を想定。マーケット分析にも活用できる。用途にあわせて14の検知項目から選択、運用でき、既存の監視システムへの導入も可能とする。機能を絞り込み、価格を半分程度に下げた製品をラインアップに加えることで、小規模事業者の導入を促していく。

■ジオコード <7357>  667円   +60 円 (+9.9%) 一時ストップ高   本日終値
 ジオコード<7357>が続急伸。この日の寄り前、WordPress向けの包括的セキュリティサービス「WordPressセキュリティプラン」の提供を開始したと発表しており、好材料視されている。WordPressは、世界中で広く利用され、法人企業でも多く導入されているWebコンテンツ作成ツール。その人気からハッカーの攻撃対象となりやすく、Webページの改ざんや大量のスパムメール配信など、大きな被害がニュースにもなっており、適切なセキュリティ対策が不可欠なツールといわれている。同社もSEOコンサルティング企業として多くのWebサイトを主に「WordPress」を活用して構築しており、これまでの豊富な経験を生かして、新プランの提供を行うとしている。

株探ニュース

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