三菱UFJとみずほFGが6連騰、FRB利下げペース鈍化観測で米長期金利に上昇圧力◇
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三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>とみずほフィナンシャルグループ<8411.T>が6連騰。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が堅調に推移するなど、銀行株の上昇が顕著となっている。米長期金利は前日のニューヨーク市場において4.09%に上昇した。9月の米小売売上高が市場予想を上回る伸びとなったほか、週間の新規失業保険申請件数は前週から減少し、米国経済の底堅さが意識された。これを受けて米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げのペースが鈍化するとの観測が強まっている。加えて、米大統領選で共和党候補者のトランプ氏が勝利した際は米国経済においてインフレ圧力が高まるとの思惑も広がっている。米金利の上昇圧力が高まっていると受け止めた投資家の資金が、金利上昇メリットの銀行株に流入しているようだ。京都フィナンシャルグループ<5844.T>や八十二銀行<8359.T>など地銀株も総じてしっかり。東証の業種別指数で銀行業は上昇率でトップとなっている。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS