くろ工、今期経常を33%下方修正
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くろがね工作所 <7997> [東証S] が10月15日大引け後(15:00)に決算を発表。24年11月期第3四半期累計(23年12月-24年8月)の連結経常損益は0.1億円の黒字(前年同期は600万円の赤字)に浮上して着地した。 しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の0.9億円の黒字→0.6億円の黒字(前期は1.7億円の赤字)に33.3%下方修正した。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の0.6億円→1.6億円(前期は12.1億円)に2.8倍上方修正し、減益率が95.1%減→86.4%減に縮小する見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常損益も従来予想の0.2億円の赤字→0.5億円の赤字(前年同期は1.7億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。 直近3ヵ月の実績である6-8月期(3Q)の連結経常損益は1億円の赤字(前年同期は400万円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-0.9%→-8.3%に急悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当第3四半期連結累計期間においては、働き方改革に対するソリューションセールスの拡大や物流施設向け等の特注品の受注が拡大したこともあり、売上高は当初計画の範囲内で推移しましたが、第4四半期連結会計期間における売上高は当初計画を下回る見込みのため、通期予測は当初予想を下回る見込みです。個別業績においては、売上総利益率が改善していること、販売費及び一般管理費につきましては当初計画を下回る見込みであることから、個別業績における経常利益につきましては当初計画を据え置いておりますが、連結子会社の業績が、前年の京都工場の津工場への移転に伴う従業員の退職等により生産工程の混乱や退職手当の発生等があり、当連結会計年度初頭の営業損失をカバーするには至らなかったことから連結営業利益及び連結経常利益は当初計画を下回る見込みです。親会社株主に帰属する四半期純利益は、2024 年8月27 日及び2024 年9月24 日公表の「特別利益の計上に関するお知らせ」でお知らせしましたとおり保有有価証券の一部を売却したことにより特別利益(投資有価証券売却益165 百万円)が発生したこともあり増加する見込みであります。以 上