AHC、今期経常を36%上方修正

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決算

 AHCグループ <7083> [東証G] が10月15日大引け後(15:00)に決算を発表。24年11月期第3四半期累計(23年12月-24年8月)の連結経常損益は1億4300万円の黒字(前年同期は3800万円の赤字)に浮上して着地した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の1億0700万円→1億4500万円(前期は7000万円)に35.5%上方修正し、増益率が52.9%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1000万円→4800万円(前年同期は1億5200万円)に4.8倍増額し、減益率が93.4%減→68.4%減に縮小する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である6-8月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比4.5%増の4600万円に伸び、売上営業利益率は前年同期の2.1%→2.9%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)2024年11月期 通期連結業績予想の修正福祉事業では、2024年度報酬改定により当初予想よりも報酬単価が高く推移していること、また、事業所の開設時期の変更を行ったことにより、売上高を38百万円増の3,421百万円、セグメント利益を48百万円増の268百万円へと修正いたしました。介護事業では、ご利用者様の利用キャンセルを見込んだことに加え、事業所の開設見送り及び不採算事業所を3事業所閉鎖したため、売上高を121百万円減の1,636百万円、セグメント利益を50百万円減の△11百万円へと修正いたしました。外食事業では、子会社のセンターネットワークで想定よりも食料品の販路が拡大していること、また、居酒屋店舗の開設時期の見直しを行ったため、売上高を4百万円増の1,179百万円、セグメント利益を32百万円増の79百万円へと修正いたしました。なお、セグメント利益の調整額につきましては、△185百万円と当初予想からの変更はございません。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、共同生活援助(グループホーム)の運営を目的とした不動産の取得費用を営業外費用に見込んだ一方、営業外収益として物価高騰等に対する助成金収入を計上したため、当初予想より上回ることを想定しております。(2)2024年11月期 通期個別業績予想の修正2024年11月期通期個別業績予想につきましても、連結業績予想の福祉事業及び外食事業の修正理由と同様の要因により、当初予想より上回ることを想定しております。

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