アズビル、今期経常を一転微増益に上方修正・最高益更新へ

　アズビル <6845> [東証Ｐ] が10月15日大引け後(15:00)に業績修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の375億円→390億円(前期は389億円)に4.0％上方修正し、一転して0.003％増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
　なお、4-9月期(上期)の経常利益は従来予想の118億円(前期は143億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2025年３月期通期の連結業績予想につきましては、アズビルテルスターの出資持分譲渡に伴う連結の範囲からの除外による通期連結売上高、営業利益等への影響※はありますが、ビルディングオートメーション事業において既設建物向け分野やサービス分野が好調に推移していることに加えて、各事業における価格転嫁等の収益力強化施策の取組みが進んでおり、前回発表予想から、連結売上高は据え置き、連結営業利益は増加を見込みます。また上記「１．特別利益の計上及びその内容」に記載のとおり、当社の連結子会社であるアズビルテルスターの出資持分譲渡に伴い、本持分の売却益として約70億円を見込むことから、親会社株主に帰属する当期純利益につきましても予想を上回る見込みです。※アズビルテルスターの出資持分譲渡に伴いアズビルテルスター及びその子会社は2025年３月期第３四半期末にて当社の連結の範囲から除外されます。連結の範囲からの除外による影響額は、連結売上高で約50億円程度、連結営業利益で約３億円程度の減収・減益要因となる見込みです。この影響額は、上記の通期業績予想数値に含まれております。なお、上記の連結業績予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報と合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。今後の精査により業績予想数値の修正が必要と判断した場合は、適切なタイミングで改めて公表させていただきます。