米外為市場サマリー:一時150円に接近、薄商いのなかでドル買い継続
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14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円76銭前後と前週末に比べて63銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円37銭前後と同25銭程度のユーロ高・円安だった。 14日はコロンブスデーのため米国の債券市場は休場。祝日で銀行休業日となり、外為市場は薄商いとなるなかで、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅な利下げ観測が後退に向かっており、ドル買いの流れが継続した。ドル円相場は一時1ドル=150円に迫り、今年8月初め以来の高値水準に浮上した。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が、向こう四半期で「小幅な追加利下げ」が適切になる可能性が高いと発言したと伝わっている。またFRBのウォラー理事が講演で、緩やかな政策金利の引き下げを提唱する意向を示した。欧州市場では新規の売買材料に乏しいなか、今週の欧州中央銀行(ECB)理事会で追加利下げが決まるとの見方から、ユーロは対ドルで下落した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0909ドル前後と前日に比べて0.0028ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS