ドル円はしっかりも、午後は様子見ムード=NY為替概況
投稿:
ドル円はしっかりも、午後は様子見ムード=NY為替概況 きょうのNY為替市場、ドル円はロンドン市場からのドル買い円売りの流れが継続し、149円28銭まで上値を伸ばした。米債利回りの上昇がきっかけとなってロンドン市場で149円台まで上昇。注目された米生産者物価指数は前月比が予想を下回ったが、前年比は上回った。この結果を受けて148円80銭近くまで売りが出た後反発し、上値をトライした。 週末前、さらに月曜日は東京が休場、米国も債券市場が休場となる中で、その後は様子見ムードが広がった。ドル円は一時149円を割り込むなど、調整ムードが広がったが、149円10銭台で引けるなど、地合いは堅調。 決算などを受けてしっかりとなった米株式市場動向もドル円、クロス円を支えたと見られる。 ユーロ円はドル円の上昇もありしっかり。ロンドン市場朝の162円半ばから163円41銭を付けた。その後も163円台を維持するなどしっかり。ただ、来週のECBでの利下げ期待もあり、上値追いに少し慎重で、対ポンドなどで売りが出ていた。その分、ポンド円は上昇が目立っており、ロンドン朝の193円90銭台から上昇がNY午前も継続する形で195円24銭まで上昇。その後194円65銭で引けた。 ユーロドルはロンドン市場から何度か1.0950超えをトライも、1.0950台では売りが出ている。来週のECBでの利下げはほぼ確実視されている。声明などで慎重姿勢を継続すると、来年春までの利下げ継続との期待が広がると見られる。 MINKABU PRESS