アレンザHD、今期経常を一転2%減益に下方修正
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アレンザホールディングス <3546> [東証P] が10月10日大引け後(15:00)に決算を発表。25年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比27.1%減の20.3億円に減り、従来の11.0%増益予想から一転して減益で着地。 併せて、通期の同利益を従来予想の52億円→45億円(前期は46.1億円)に13.5%下方修正し、一転して2.5%減益見通しとなった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益は前年同期比35.3%増の24.6億円に拡大する計算になる。 直近3ヵ月の実績である6-8月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比4.2%減の11.3億円に減り、売上営業利益率は前年同期の2.8%→2.5%に悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 物価高の影響から節約志向が根強い中で、客数減少傾向が続いており、他業態との価格競争が激化する中、収益基盤を強化するため「MD改革」としてPB商品の売上構成比20%の実現と棚割改革、地域一番商品の育成に注力して参りましたが、春先の低温の影響により主力である園芸・植物・農業資材等が低迷し、既存店改装や新規出店による一時金の増加、キャッシュレス決済手数料の増加、EC部門の売上が増加し付随して配送コストやECサイトへ支払う販売手数料等のコストも増加したことで2025年2月期第2四半期(中間期)につきましては、売上高、利益ともに前回発表予想を下回る結果となりました。 2025年2月期通期の業績予想につきましては、第2四半期に実施いたしました原価低減への取り組みや、円高による荒利率が改善傾向であること、及びグループ全社で第1四半期の業績を勘案して全社的なコスト削減に取り組んでおり、第3四半期以降の業績の回復を見込みますが、当第2四半期連結累計期間までの進捗状況を勘案した結果、売上高、利益ともに上記のとおり修正いたします。