ＯＳＧ、今期経常を一転9％減益に下方修正

　ＯＳＧ <6136> [東証Ｐ] が10月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年11月期第3四半期累計(23年12月-24年8月)の連結経常利益は前年同期比2.3％減の149億円となった。
　併せて、通期の同利益を従来予想の230億円→195億円(前期は213億円)に15.2％下方修正し、一転して8.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の121億円→86.3億円(前年同期は111億円)に28.8％減額し、一転して22.8％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である6-8月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比20.8％減の40.4億円に減ったが、売上営業利益率は前年同期の12.4％→12.5％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（連結）　売上高につきましては、米ドルやユーロ等の主要通貨が当初の見込みよりも円安で推移したことによる為替換算の影響等もあり、概ね想定通り推移していることから、前回発表いたしました予想数値から変更はありません。　一方で利益面につきましては、インフレによる原材料価格の高騰や人件費の増加等により、前回予想を下回ることが想定されるため、上記のとおり下方修正することといたしました。（個別）　自動車メーカーの認証不正問題による生産・出荷停止の影響が想定よりも長期化していること等もあり、当社では生産調整を継続しております。そのような状況から、売上高、営業利益ともに前回予想を下回ることが想定されるため、上記のとおり下方修正することといたしました。　一方で経常利益、当期純利益につきましては、子会社からの受取配当金の増加等により、前回予想を上回ることが想定されるため、上記のとおり上方修正することといたしました。　なお、2024年11月期の期末配当予想につきましては、前回発表の１株当たり32円から変更はありません。　（注） 上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は今後の様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。