米外為市場サマリー:日米金利差拡大が意識され149円30銭台に上伸

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為替

 9日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円31銭前後と前日に比べて1円10銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円31銭前後と同60銭弱のユーロ高・円安だった。

 前週末に発表された9月の米雇用統計が強い内容となったことをきっかけに、米景気が底堅く推移するとの観測を背景に米長期金利の上昇が続くなか、日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが入りやすかった。この日に「中国財務省が財政政策の強化に関して12日にも説明する」と報じられたことや、米経済のソフトランディング(軟着陸)期待などで米主要株価指数が続伸したことが投資家のリスク選好姿勢を強めたこともあり、ドル円相場は一時149円36銭と約2カ月ぶりのドル高・円安水準をつけた。なお、0.5%の利下げを決めた9月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、参加者の大多数が大幅利下げを支持していたものの、一部では0.25%の利下げが望ましいとの考えを示していたことが明らかになった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0939ドル前後と前日に比べて0.0040ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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