前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■わらべ日洋 <2918> 2,106円 (-224円、-9.6%) 東証プライムの下落率トップ。わらべや日洋ホールディングス <2918> [東証P]が続急落。8日の取引終了後、25年2月期の連結業績予想について、売上高を2300億円から2225億円(前期比7.5%増)へ、営業利益を45億円から36億円(同43.6%減)へ、純利益を28億円から20億円(同53.2%減)へ下方修正したことが嫌気された。上期において、主に国内食品関連事業の米飯群が計画を下回り、下期においても同様の傾向が見込まれるという。また、新設した入間工場の初期赤字が想定以上に大きかったことも響くとしている。同時に発表した第2四半期累計(3-8月)決算は、売上高1136億3600万円(前年同期比10.3%増)、営業利益42億5600万円(同5.2%減)、純利益28億700万円(同1.8%増)だった。入間、米バージニアの両新工場の寄与で食品関連事業の売り上げが伸びたほか、おにぎり具材などの取扱高も増加した。一方、入間工場の初期赤字や国内既存工場の減収などにより営業減益を余儀なくされた。 ■キャンドゥ <2698> 3,295円 (-135円、-3.9%) キャンドゥ <2698> [東証S]が続落。8日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3-8月)連結決算で、最終損益が2億4300万円の赤字(前年同期1億5900万円の赤字)となり、赤字幅が拡大したことが嫌気された。売上高は417億6900万円(前年同期比5.6%増)、営業利益は4億1800万円(同97.3%増)となった。消費者の節約志向が既存店売上高の増加につながったほか、酷暑及び防災意識の高まりなどのニーズを取り込んだことが奏功した。また、他価格商品を中心に原価の低減を図ったことも寄与した。ただ、急激な円高により営業外費用でデリバティブ評価損3億円弱を計上したことで、最終赤字が膨らんだ。なお、25年2月期通期業績予想は、売上高850億円(前期比5.8%増)、営業利益4億5000万円(同85.2%増)、純利益4000万円(前期11億6600万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。 ■任天堂 <7974> 7,877円 (-161円、-2.0%) 任天堂 <7974> [東証P]が続落。サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が8日付で関東財務局に提出した変更報告書で、任天堂株の保有割合が8.58%から7.54%へ減少したことが判明。これを売り材料視する向きがあるようだ。報告義務発生日は10月1日。PIFは8月21日~10月1日に市場内で売却した。保有目的は引き続き「純投資」としている。 ※9日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース