ライトオンが急落、ワールドが再建支援に向けディスカウントTOB実施へ◇
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ライトオン<7445.T>が急落している。8日に取引終了後に発表した24年8月期の連結決算は6期連続の最終赤字で着地した。不採算店舗の大規模退店や固定資産の減損損失に伴う特別損失の計上により、赤字幅は計画を大きく上回り、取引金融機関と締結した財務制限条項に抵触した。あわせて、ワールド<3612.T>と日本政策投資銀行が共同出資するW&Dインベストメントデザインがライトオンの経営再建の支援に向けて、子会社化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施することも開示した。TOB価格は1株110円と、8日の終値305円を下回るディスカウントTOBとなる。TOBに先駆けて、ライトオンは創業家の資産管理会社である藤原興産(東京都渋谷区)を割当予定先とする第三者割当増資を実施し、増資後に創業家側はTOBに応じる方針という。潜在的な株式の希薄化を懸念した売りが優勢となったようだ。ライトオンの上場は維持される方針だ。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS