丸山製、前期経常を一転42%減益に下方修正、配当も10円減額

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決算

 丸山製作所 <6316> [東証S] が10月8日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。24年9月期の連結経常利益を従来予想の20億円→10億円(前の期は17.2億円)に50.0%下方修正し、一転して42.1%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の17.4億円→7.4億円(前年同期は13億円)に57.2%減額し、一転して42.6%減益計算になる。

 業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の85円→75円(前の期は75円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社グループでは、国内のアグリ流通においては農林業用機械の売上高が減少し、海外においては中南米向けの農林業用機械、北米及び欧州向けの工業用機械の売上高が減少いたしました。これに伴う生産高減少によるコストアップや、原材料の高騰に対応すべく、一部製商品の値上げやトータルコストダウンの推進など利益対策を実施いたしましたが、売上総利益の悪化を補うには至りませんでした。また、工業用機械を中心とした新流通での販売と海外市場拡大に注力し展開してまいりましたが進捗が芳しくなかったこともあり、売上高及び各利益は前回予想(2023年11月14日)を下回る見込みであります。

  当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題と位置づけ、将来の事業展開に必要な内部留保・各種投資、並びに業績見込みなどを勘案し、配当性向25%~30%の安定的な配当を継続することを基本方針としております。また、健全な経営の維持と将来の経営環境への対応を勘案しながら、株主還元を更に充実させていくことは重要と捉え、配当性向の向上、自己株式の取得、株主優待の充実に取り組み、長期安定的な配当水準の向上に積極的に努めております。 当社はこの基本方針に基づき株主還元に取り組んでまいりましたが、今回の業績予想の修正等を総合的に勘案し、誠に遺憾ではございますが、2024年9月期の年間配当金の予想を、前回公表時(2023年11月14日)の1株当たり85円から1株当たり75円に修正させていただきます。 株主の皆様におかれましては、何卒ご理解の上、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

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