外為サマリー:一時147円50銭近辺まで下落、中東の地政学リスクへの警戒続く
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8日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=147円97銭前後と前日の午後5時時点に比べて30銭程度のドル安・円高となっている。 前日の米国市場では長期金利が4%台に乗せて2か月ぶりの高水準を付けた。こうしたなか、緊迫化する中東情勢を前に投資家のリスク許容度は低下した状況が続き、ドル売り・円買い圧力を掛けた。国慶節の連休明けとなる8日の中国株式市場で、上海総合指数は高寄り後に伸び悩んだほか、香港株は急落した。中国の国家発展改革委員会(発改委)の記者会見で、追加の景気刺激策が発表されなかったことを受けて失望感が広がったようだ。もっとも、日経平均株価は午後に下げ渋る動きをみせた。午後の外為市場では持ち高調整目的のドル買い・円売りの動きが出て、一時1ドル=148円10銭台まで持ち直す場面があったが、上値追いの姿勢は限られた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0983ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0014ドルのユーロ高・円安。対円では1ユーロ=162円52銭前後と同12銭程度のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS