トーセイ、今期最終を5%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額

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決算

 トーセイ <8923> [東証P] が10月7日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年11月期第3四半期累計(23年12月-24年8月)の連結最終利益は前年同期比20.0%増の112億円に伸びた。
 併せて、通期の同利益を従来予想の112億円→117億円(前期は105億円)に4.6%上方修正し、増益率が6.7%増→11.6%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結最終利益も従来予想の11.5億円→16.6億円(前年同期は23.4億円)に44.7%増額し、減益率が50.9%減→28.9%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の73円→77円(前期は66円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である6-8月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比2.0%減の11.7億円となったが、売上営業利益率は前年同期の14.0%→18.3%に大幅上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)連結業績予想 不動産再生事業の当期販売計画を一部見直し、戦略的に物件販売時期を翌期以降に変更したこと等により、売上高予想を前回予想比10,195百万円減の81,921百万円に修正いたしました。 一方、利益については、不動産再生事業において期初予想より高い利益率での物件販売が実現したことや、当社運営ホテルの稼働率や平均客室単価が好調に推移し、ホテル事業の業績が期初予想を上回って推移したこと等により、営業利益予想を485百万円増の18,187百万円、税引前利益予想を500百万円増の17,000百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益予想を514百万円増の11,723百万円に修正いたしました。 (2)個別業績予想 売上高は、連結業績予想と同様に、不動産再生事業における当期販売計画の一部を翌期以降に見直したこと等により、前回予想比5,389百万円減の45,654百万円に修正いたしました。 利益については、上述の要因があるものの、不動産再生事業において期初予想より高い利益率での物件販売が実現したことや、物件売却にかかる販売経費等が未消化となる見込みのため、経常利益予想を1,463百万円増の14,668百万円、当期純利益予想を803百万円増の11,585百万円に修正いたしました。

  当社は、株主の皆様への安定的な配当を経営の最重要課題と認識しており、収益性の高い事業機会の獲得による長期的な企業価値向上のために必要な内部留保と配当とのバランスについて、業績動向や経営環境、今後の事業展開を総合的に勘案して決定することを基本方針としております。 期末配当金につきましては、2024年11月期の連結業績予想の修正および修正前の配当性向(31.5%)の水準を踏まえ、配当予想を前回予想より4円増額し、1株当たり77円(配当性向31.8%)に修正いたしました。※業績予想に関する留意事項上記の業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき判断したものであり、今後確定する決算数値とは異なる可能性があります。

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