安川電が今期最終益予想を引き上げ、中国企業の持ち分売却で 自社株買いも発表

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 安川電機<6506.T>は4日の取引終了後、25年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益予想を100億円増額して640億円(前期比26.3%増)に引き上げた。あわせて自社株買いの実施も発表した。

 持ち分法適用関連会社である中国企業について、保有する一部株式を既存株主である煙台東星集団に売却する。出資比率は29.9%から19.9%に低下し、持ち分法適用関連会社から除外する。これに関連した売却及び評価損益約240億円の影響を業績予想に織り込んだ。一方、中国市場の回復が想定よりも弱く、半導体・電子部品市場の立ち上がりも緩やかであることを踏まえ、売上収益予想は270億円減額し5530億円(同3.9%減)に下方修正した。

 自社株買いは、取得総数250万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.95%)、取得総額125億円を上限とする。このうち子会社との相対取引を除いた市場買い付け分は、総数200万1400株(同0.76%)、総額100億600万円が上限となる。取得期間は7日から12月31日まで。

 8月中間期の決算は、売上収益が前年同期比9.5%減の2615億7300万円、最終利益が同26.3%減の178億5100万円だった。

出所:MINKABU PRESS

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