サイバーバズがS高気配、「船井電機株の仮差し押さえ」報道でコメント開示

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 サイバー・バズ<7069.T>がストップ高の水準となる前営業日比300円高の1660円となっている。前日もストップ高となっていた。3日の取引時間中に日本経済新聞電子版が「船井電機・ホールディングス(HD)の傘下でテレビ事業を手がける船井電機(大阪府大東市)の大半の株式について、東京のネット広告会社が仮差し押さえを申請し、9月初めごろに東京地裁が認める決定を出したことが3日、分かった」と報じた。サイバーバズは4日午前9時すぎにコメントを開示。船井電機株の仮差し押さえに関する報道について、サイバーバズが5月に開示した債権の取り立て遅延の発生と貸倒引当金繰入額の計上に関するものであるとしたうえで、5月時点で非公表としていた「当該取引先」の取引当時の親会社が船井電機・ホールディングスであることを明らかにした。報道では地裁の決定により、9割超の船井電機株が仮差し押さえられたもようだとしており、ネット広告やSNSマーケティング事業を展開するサイバーバズに対する思惑買いを誘ったようだ。

 サイバーバズは4日のコメントのなかで、「債権の回収が確定しているものではない」としたうえで、仮差し押さえの具体的な内容や、貸倒引当金繰り入れ額を計上するに至った経緯などについて、状況の精査が完了次第、改めて開示すると表明した。同社は当該取引先に対し23年4月よりアフィリエイト広告の代理販売を実施していたところ、取り立て遅延の発生に伴い、売掛金22億1500万円について貸倒引当金繰入額として計上すると5月に発表していた。

出所:MINKABU PRESS

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