2日の米株式市場の概況、NYダウ小反発 中東情勢が重荷
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2日の米株式市場では、NYダウが前日比39.55ドル高の4万2196.52ドルと小反発した。9月のADP全米雇用レポートで民間部門の雇用者数が市場予想を上回って伸びた。米国景気の腰折れリスクへの懸念が和らいだとの受け止めが広がるなか、ハイテク株を中心に買い戻しが入った。イランが180発を超える弾道ミサイルをイスラエルに発射したことを受け、イスラエルによる報復の可能性が一部で報じられたことは、株式相場には重荷となった。 ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>やシェブロン<CVX>が上伸。セールスフォース<CRM>が買われたほか、ジョビー・アビエーション<JOBY>とシエナ<CIEN>、ノババックス<NVAX>が大幅高となった。半面、ナイキ<NKE>が急落。メルク<MRK>が売られたほか、PVH<PVH>とハーレー・ダビッドソン<HOG>が軟調。ヒューマナ<HUM>とコナグラ・ブランズ<CAG>が株価水準を大きく切り下げた。 ナスダック総合株価指数は14.764ポイント高の1万7925.123と小反発した。エヌビディア<NVDA>やアップル<AAPL>がしっかり。アプライド・マテリアルズ<AMAT>やブロードコム<AVGO>が堅調だった。一方、テスラ<TSLA>が下値を探り、リソーシズ・コネクション<RGP>とイングルス・マーケッツ<IMKTA>が大幅安となった。 出所:MINKABU PRESS