明日の為替相場見通し=中東情勢緊迫化でリスクオフムード残る
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今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、イスラエルとイランの対立が激化していることからリスクオフムードが残りそうだ。予想レンジは1ドル=143円00銭~145円00銭。 イスラエルが1日、イランが同国にミサイルを発射したと発表したことから中東情勢の緊張度合いが増しており、投資家心理に水を差している。米ニュースサイトが日本時間2日午後に、イスラエル当局者の話として「同国がイランによる1日のミサイル攻撃に対する大規模な報復を数日中に開始する」と報じていることから低リスク通貨とされる円が選好されやすい。ただ、リスク回避先として基軸通貨であるドルが買われる可能性もあり、有事のドル買いが強まればドル円相場を押し上げることになるだろう。 一方、石破茂首相が1日夜の就任会見で「金融緩和の基本的基調は維持されるものと期待し、見守っている」などと述べ、日銀による早期の追加利上げ観測が後退していることが円の重荷となりそう。日本時間今晩には4日に公表される米9月雇用統計の前哨戦となる米9月ADP雇用統計が発表されるが、強い内容ならドルの支援材料となりそうだ。 出所:MINKABU PRESS