<動意株・2日>(前引け)=イクヨ、象印、ハートシード

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材料

 イクヨ<7273.T>=ストップ高。1日の取引終了後、中国の大手建設機械メーカー徐州工程機械集団輸出入(XCMGコントラクション・マシーナリー)及び商社の坂垣(東京都千代田区)と日本におけるEV建設機械に関する合弁事業を運営すると発表しており、好材料視されている。イクヨが8月に新設した子会社イクヨトレーディングがXCMG及び坂垣に対して第三者割当増資を実施して合弁会社とし、XCMGが製造する電動作業車(EV)に関する、EV製造のための重機、EVトラックなど製造のための建設機械及び新エネルギー車両関連部品について、総代理店として日本における輸入・販売を行い、更にはメンテナンスを行うという。なお、業績への影響は現時点では軽微と見込む。

 象印マホービン<7965.T>=急反発で年初来高値更新。1日の取引終了後、24年11月期第3四半期累計(23年11月21日~24年8月20日)の連結決算を発表。売上高は前年同期比6.1%増の657億3500万円、経常利益は同2.0%減の53億1700万円、最終利益は同31.3%増の48億7400万円となった。経常利益は減益ながら、通期の計画に対する進捗率は93%に上った。最終利益は大幅な増益ということも相まって、ポジティブ視した買いが集まったようだ。国内では炊飯ジャーの最上位機種である「炎舞炊き」の販売が好調だった。海外においても中国と東南アジアで炊飯ジャーが好調に推移。為替差損が発生した半面、土地・建物を売却したことに伴う固定資産売却益の計上が最終利益を押し上げた。

 Heartseed<219A.T>=大幅続伸。1日の取引終了後、虚血性心疾患に伴う重症心不全を対象とする他家iPS細胞由来心筋球「HS─001」の国内第1相・第2相臨床試験において、安全性評価委員会によるレビューが完了したと発表。高用量群投与の継続が可能になったと公表している。投与後の経過は順調に推移しているとしており、新薬の実用化を期待した買いを誘ったようだ。高用量群1例目の投与を8月に実施し、初期安全性が評価された。冠動脈バイパス手術とあわせ、開胸下で専用の投与デバイスを用いてHS-001を心臓の心筋組織内に投与する試験で、予定症例数は10例。主要評価項目は投与後26週目の安全性で、左室駆出率および心筋壁運動評価などを副次的有効性評価項目とする。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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