外為サマリー:一時144円10銭台へ上昇、米大幅利下げ観測が後退

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為替

 1日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円96銭前後と前日午後5時時点に比べ1円60銭弱のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=160円26銭前後と同1円10銭強のユーロ高・円安で推移している。

 ドル円は、午前8時30分時点では143円40銭前後で推移していたが、午前9時以降、ドル高・円安が一段と進み、同40分過ぎには一時144円10銭台をつけた。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が前日に開催された講演で「利下げを急ぐような状態ではない」と発言したことを受け、米大幅利下げ観測が後退。これを受けたドル買い・円売りの動きが強まっている。また、日銀がきょう発表した9月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の業況判断指数(DI)はプラス13となり、市場予想と同水準だったことから市場の反応は限定的だった。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1132ドル前後と同0.0040ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。



出所:MINKABU PRESS

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