米外為市場サマリー:FRB議長発言を受け一時143円90銭台に上伸

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為替

 9月30日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円63銭前後と前週末に比べて1円40銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=159円94銭前後と同1円15銭程度のユーロ高・円安だった。

 自民党総裁選の結果を受け東京市場で一時141円65銭までドル安・円高が進んだ反動からドルの買い戻しが先行。この日に欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が演説で「最近の物価指標はインフレ率が速やかに目標に戻るという我々の確信を強めるものだ」との認識を示したことで、ECBによる追加利下げ観測を背景としたユーロ売り・ドル買いが対円でのドル買いを促した面もあった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がイベントで、今後の利下げについて「急ぐ必要はない」と強調したことが伝えられるとドル買いが更に活発化し、ドル円相場は143円91銭まで上伸する場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1135ドル前後と前週末に比べて0.0030ドル弱のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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