27日の米株式市場の概況、NYダウ続伸し最高値更新 ナスダック反落
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27日の米株式市場では、NYダウが前日比137.89ドル高の4万2313.00ドルと続伸し、過去最高値を更新した。8月の米個人消費支出(PCE)物価指数の伸び率が前月から鈍化し、米国景気のソフトランディング期待を高めた。ダウの上げ幅は一時450ドルを超えた。もっとも、中国当局がエヌビディア<NVDA>の半導体製品の購入を控えるように中国企業に呼びかけていると報じられ、同社株が下落。ハイテク株には利益確定目的の売りが出た。 シェブロン<CVX>やユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、ビザ<V>が堅調推移。ボーイング<BA>やブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>、ベスト・バイ<BBY>が買われ、イオンQ<IONQ>が大幅高となった。一方、スリーエム<MMM>とIBM<IBM>が冴えない展開。HP<HPQ>とベイル・リゾーツ<MTN>が下落した。 ナスダック総合株価指数は70.701ポイント安の1万8119.590と5日ぶりに反落した。ブロードコム<AVGO>やマイクロン・テクノロジー<MU>、アプライド・マテリアルズ<AMAT>が下値を探り、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>、マイクロソフト<MSFT>が軟調推移。コストコ・ホールセール<COST>やアカディア・ヘルスケア<ACHC>が安い。一方、テスラ<TSLA>やアップル<AAPL>、アルファベット<GOOG>が上昇。ウィン・リゾーツ<WYNN>が急伸した。 出所:MINKABU PRESS