米外為市場サマリー:石破氏勝利と米インフレ鈍化を受け一時142円00銭台に軟化

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為替

 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円21銭前後と前日に比べて2円60銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=158円79銭前後と同3円10銭弱のユーロ安・円高だった。

 27日投開票の自民党総裁選で石破茂元幹事長が新総裁に選ばれたことを受け、日銀の利上げ路線に否定的な見方を示していた高市早苗経済安全保障相の勝利を見込んで積み上がっていた円売り・ドル買いのポジションを解消する動きが活発化した。また、この日に発表された8月の米個人消費支出(PCE)物価指数で、前年同月比の上昇率が2.2%と7月の2.5%から鈍化したことも影響。インフレの鈍化傾向を受けて米長期金利が低下したことがドルの重荷となり、ドル円相場は一時142円07銭まで軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1162ドル前後と前日に比べて0.0015ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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