２６日の米株式市場の概況、ＮＹダウ２６０ドル高　マイクロン急伸

　２６日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比２６０．３６ドル高の４万２１７５．１１ドルと反発した。決算発表を行ったマイクロン・テクノロジー＜MU＞が急伸。半導体需要への楽観的な見方が広がり、投資家心理を上向かせた。中国政府の景気刺激策に対する期待が続いたほか、週間の米新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことで、米国景気に対する悲観的な見方も和らぎ、景気敏感株への買いを誘った。

　キャタピラー＜CAT＞やスリーエム＜MMM＞、ダウ＜DOW＞が買われ、ボーイング＜BA＞やナイキ＜NKE＞が堅調に推移。アクセンチュア＜CAN＞とアルコア＜AA＞が大幅高となったほか、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス＜UAL＞やデルタ・エア・ラインズ＜DAL＞、サウスウエスト・エアラインズ＜LUV＞が大きく株価水準を切り上げた。半面、シェブロン＜CVX＞が下落し、メルク＜MRK＞やウォルマート＜WMT＞が冴えない展開となった。

　ナスダック総合株価指数は１０８．０８６ポイント高の１万８１９０．２９１と４日続伸した。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ＜AMD＞やエヌビディア＜NVDA＞が上伸し、アプライド・マテリアルズ＜AMAT＞やラム・リサーチ＜LRCX＞、マイクロチップ・テクノロジー＜MCHP＞が急騰。アップル＜AAPL＞やアルファベット＜GOOG＞が底堅く推移した。一方、アマゾン・ドット・コム＜AMZN＞やテスラ＜TSLA＞が売られ、スーパー・マイクロ・コンピューター＜SMCI＞が急落。ソノス＜SONO＞が安い。

出所：MINKABU PRESS