トリケミカルが急反騰、最先端半導体分野でニッチトップの実力見直しへ

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 トリケミカル研究所<4369.T>が3日ぶり急反騰、一時8.8%高の3660円まで駆け上がった。半導体材料を手掛ける化学メーカーで多品種少量生産を強みとし、特に絶縁膜材料では世界首位級の高い技術力を有する。そのなか、最先端半導体分野では同社が製造するHigh―K(高誘電率ゲート絶縁膜)への評価が高い。これはシリコン酸化物よりも高い誘電率を有し、半導体の微細化プロセスで起こり得る回路のショートを防ぐことが可能。最先端半導体の量産では必須とされる製品で、同社のニッチトップの実力が注目されている。ここAI用半導体需要の減速懸念で株価は調整を強いられていたが、直近は米半導体大手企業の好決算で見直しムードが台頭。貸株市場を経由した空売りの買い戻しも加わり、戻り足に拍車がかかっている。

出所:MINKABU PRESS

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