米外為市場サマリー:日米金利差拡大が意識され一時144円80銭台に上伸
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25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円75銭前後と前日に比べて1円50銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円16銭前後と同1円05銭程度のユーロ高・円安だった。 米連邦準備理事会(FRB)が前週に決めた大幅な利下げで米経済の急速な悪化を回避できるとの見方が根強いなか、米長期金利が上昇したことから日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが優勢だった。この日に米商務省が発表した8月の新築住宅販売件数は前月比4.7%減の71万6000戸にとどまったが、市場予想(70万戸程度)ほど落ち込まなかったことや7月の販売件数が上方修正されたこともドルの支援材料となった。月末・四半期末を控えて持ち高調整を目的としたドル買い・円売りが出やすい面もあり、ドル円相場は一時144円84銭と約3週間ぶりの水準をつけた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1133ドル前後と前日に比べて0.0050ドル弱のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS