フジミインコが高い、国内有力証券は新規「A」でカバレッジ開始
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フジミインコーポレーテッド<5384.T>が高い。岩井コスモ証券は24日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は2800円とした。同社は、半導体製造で成膜後に表面をナノメートル単位の誤差で平坦化するために使われるCMPスラリー(研磨材の入った薬品)を主力製品としている。20日には25年3月期の連結営業利益を85億円から106億5000万円(前期比29.1%増)に増額修正した。AI半導体製造で高稼働が続く台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>向けなどにCMPスラリーが上振れを主導したのではないかと同証券では推測している。来年になるとTSMCを中心に線幅2ナノの半導体の製造が始まるほか、今年拡張された線幅3ナノの生産ラインの稼働が本格化することで収益機会が拡大すると予想し、更なる飛躍を期待している。 出所:MINKABU PRESS