ピアズ、今期経常を9%下方修正、配当は3.04円増額
投稿:
ピアズ <7066> [東証G] が9月24日大引け後(18:00)に業績・配当修正を発表。24年9月期の連結経常利益を従来予想の4億7000万円→4億3000万円(前期は4億0700万円)に8.5%下方修正し、増益率が15.5%増→5.7%増に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の4億7000万円→5億8500万円(前期は3億1900万円)に24.5%上方修正し、増益率が47.3%増→83.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1億0500万円→6500万円(前年同期は2億3100万円)に38.1%減額し、減益率が54.5%減→71.9%減に拡大する計算になる。 同時に、期末一括配当を従来計画の12.76円→15.8円(前期は8.34円)に増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 売上高においては、当初成長を見込んでいたライブエンターテイメント事業、コロナ禍に開始したリモートワークボックス事業の2つの事業において計画をしていた業績を実現することができなかったことから約500百万円の業績予想の修正といたしました。営業利益においては、売上高と同様の理由から約60百万円の業績予想の修正といたしました。経常利益においては、売上高と同様の理由に加え、財務体質の改善を実施したことで借入金に対する金利負担額が当初計画を下回り、結果として約40百万円の業績予想の修正といたしました。親会社株主に帰属する当期純利益においては、連結子会社である株式会社マックスプロデュースの株式譲渡により発生した特別利益を計上するものの、前述の2つの事業を含めた事業整理に関わる損失に加え、本店移転に伴って発生した費用の一部を特別損失に計上することから、約115百万円の業績予想の修正といたしました。(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいております。実際の業績は、様々な要因により予想数値とは異なる結果となる可能性があります。 当社グループは、財務体質の強化及び競争力の確保を経営課題として位置づけており、そのためには生産性を意識した企業経営と企業成長のための事業投資を積極的に行うことが重要だと認識しています。同時に、想定以上の利益確保を実現した事業年度においては、株主への利益還元の一環として配当も重要であると考えております。当期の期末配当の予想につきましては、当期純利益が当初予想を超えることが見込まれるため、期末配当予想を3円04銭引き上げ、15円80銭とすることを決定しました。