23日の米株式市場の概況、ソフトランディング期待強くNYダウは3日続伸
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23日の米株式市場で、NYダウは前日比61.29ドル高の4万2124.65ドルと3日続伸した。主な経済指標の発表がないなか、NYダウは小反落してスタート。ただ、前週のFRBの利下げによって経済がソフトランディングに向かうとの期待感は強く、その後はやや強含みで推移した。一方で高値警戒感は根強く、追加の買い材料が見つからないなか上値は限定的だった。また、午前9時45分に発表された米購買担当者景気指数(PMI)速報値は製造業が47.0と市場の予想を下回ったものの、サービス業は55.4と市場予想をやや上回り、まちまちな経済指標だったことで市場に目立った反応はなかった。 新たな労働協約を提示したことが伝わったボーイング<BA>が買われ、エクソン・モービル<XOM>、ビザ<V>、JPモルガン・チェース<JPM>も高い。半面、イーライ・リリー<LLY>、セールスフォース<CRM>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>は売られ、アナリストによる投資判断の引き下げでゼネラル・モーターズ<GM>も安い。 一方、ナスダック総合指数は反発し、前日比25.949ポイント高の1万7974.270で引けた。アナリストにより第3四半期の出荷台数が市場予想を上回ると指摘されたテスラ<TSLA>、投資ファンドが出資を検討していると報じられたインテル<INTC>が買われ、エヌビディア<NVDA>、メタ・プラットフォームズ<META>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、ブロードコム<AVGO>も上昇。半面、アップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>、クアルコム<QCOM>は売られ、アナリストによる投資判断の引き下げでアルタ・ビューティ<ULTA>も安い。 出所:MINKABU PRESS