米外為市場サマリー:米大幅利下げを受け一時140円40銭台に軟化する場面も

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為替

 18日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円29銭前後と前日に比べて10銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=158円20銭前後と同10銭弱のユーロ安・円高だった。

 米連邦準備理事会(FRB)は18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、通常の2倍にあたる0.5%の利下げを決めた。これを受けて米長期金利が低下し、ドル円相場は日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いに押されるかたちで一時140円45銭まで軟化した。ただ、パウエルFRB議長が記者会見で「インフレ率は我々の目標にかなり近づき、持続可能なペースで2%へと進んでいるとより強く確信を持てた」「適切であれば、利下げを早めたり遅らせたり、一時停止したりできる」などと述べると、今後の利下げが緩やかになるとの見方が広がるとともにドルの買い戻しが流入。米長期金利が上昇に転じたこともドルの下支えとなり、ドル円相場は142円71銭まで上伸する場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1119ドル前後と前日に比べて0.0005ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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