米外為市場サマリー:良好な米経済指標を受け142円40銭台に上伸
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17日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円41銭前後と前日に比べて1円80銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=158円27銭前後と同1円70銭強のユーロ高・円安だった。 この日に発表された8月の米小売売上高は前月比0.1%増と市場予想(0.2%減)に反してプラスとなり、8月の米鉱工業生産も前月比0.8%増と市場予想(0.2%)を上回った。また、全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した9月の住宅市場指数が6カ月ぶりに上昇したこともあり、米経済の底堅さが意識され米長期金利が上昇するとともにドル買い・円売りが先行した。ドル円相場が16日に一時139円58銭と約1年2カ月ぶりのドル安・円高水準をつけていた反動からドルを買い直す動きや、18日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を前にしたポジション調整目的のドル買いもみられ、一時142円47銭まで上伸した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1114ドル前後と前日に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS