外為サマリー:米金利の先安観から一時140円60銭台まで下押す

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 13日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=140円86銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円90銭弱のドル安・円高となっている。

 欧州中央銀行(ECB)は12日の理事会で政策金利を0.25%引き下げることを決め、ラガルド総裁は先行きの利下げについて「引き続きデータに依存し、会合ごとにアプローチしていく。特定の金利の道筋をあらかじめ確約することはしない」と述べた。これを受けてECBによる10月利下げ観測が後退したことからユーロ買い・ドル売りが入りやすく、つれて対円でもドル売りが優勢だった。また、17~18日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅を巡る思惑などから時間外取引で米長期金利が低下したことや、小高く始まった日経平均株価が下げに転じたことも影響。仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)を通過すると米金利の先安観を背景としたドル売りに拍車がかかり、ドル円相場は午後1時30分ごろに140円64銭まで下押した。その後は下げ渋ったものの、積極的なドルの買い手は乏しかった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1083ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0075ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=156円12銭前後と同1円00銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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