タナベCG、上期経常を27%上方修正、通期も増額、配当も1円増額

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決算

 タナベコンサルティンググループ <9644> [東証P] が9月11日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の6億円→7.7億円(前年同期は5.8億円)に27.3%上方修正し、増益率が3.4%増→31.6%増に拡大する見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の14.8億円→15億円(前期は10.1億円)に1.0%上方修正し、増益率が46.7%増→48.2%増に拡大し、従来の31期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 同時に、今期の上期配当を従来計画の19円→20円(前年同期は18円)に増額し、年間配当は47円になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2025年3月期第2四半期連結累計期間におきましては、「ストラテジー&ドメイン」「デジタル・DX」「HR」「ファイナンス・M&A」「ブランド&PR」の各経営コンサルティング領域におきまして、主要顧客である中堅企業や大企業、中規模企業からのニーズの高まりを受け、当初計画 より契約が伸長する見込みであります。2025年3月期通期におきましては、2024年8月に新たにグループインした株式会社Surpassの業績貢献を見込んでおります。一方で、人材採用・育成・活躍・定着等の人的資本投資や新規事業開発投資、デジタル投資等、積極的な先行投資を継続していく予定であります。以上の結果、第2四半期(累計)および通期の連結業績予想を上記のとおり修正いたしました。

 当社は、中期経営計画(2021~2025)「TCG Future Vision 2030」で目標に掲げる「ROE(株主資本当期純利益率)10%」の達成を確実にするために、事業活動を通じて創出した親会社 株主に帰属する当期純利益を基に、以下3点を株主還元方針として掲げております。1.「連結総還元性向100%を目安」とし、安定的な配当(中間・期末配当)を実施する。2.「DOE(株主資本配当率)6%以上」の配当とする。3.「機動的な自己株式の取得」も実施する。この方針に基づき、2025年3月期の利益水準、財政状態等も総合的に勘案した結果、2025年3月期の中間配当金につきましては、前回予想の1株当たり19円から1円増配して1株当たり20円に修正することといたしました。この結果、年間配当金は47円となる予定であります。今後も、財務健全性を確保しつつ、資本効率の向上を図り、安定的な配当の継続に努めてまいります。

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