米外為市場サマリー:米CPIの発表控え142円60銭台に伸び悩む場面も

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為替

 9日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円18銭前後と前週末に比べて90銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=157円99銭前後と同20銭強のユーロ高・円安だった。

 6日に発表された8月の米雇用統計が労働市場の急激な悪化を示す内容ではなく、米連邦準備理事会(FRB)による大幅な利下げ観測が後退するなかドル買い・円売りが優勢だった。前週末に一時141円70銭台と約1カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた反動で持ち高調整の動きが出やすく、ドル円相場は欧州市場で143円80銭近辺まで上伸する場面があった。ただ、今後の米利下げペースを探るうえで11日に発表される8月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとのムードもあり、ニューヨーク市場ではドル買い・円売りが一服。米長期金利が低下したこともドルの重荷となり、一時142円60銭台まで伸び悩んだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1035ドル前後と前週末に比べて0.0050ドル弱のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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