米外為市場サマリー:米雇用指標の悪化などを受け143円70銭台に軟化

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為替

 4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円74銭前後と前日に比べて1円75銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=159円30銭前後と同1円35銭程度のユーロ安・円高だった。

 この日に米労働省が発表した7月の雇用動態調査(JOLTS)は、非農業部門の求人件数が767万3000件と前月の改定値から23万7000件減り、市場予想の810万件を下回った。米労働市場の一段の減速が示されたことで、米連邦準備理事会(FRB)が9月会合で大幅に利下げするとの観測が再燃。これを受けて米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが優勢となった。また、同日にFRBが発表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、12地区中9地区が前回7月報告時点から経済活動が「横ばいか縮小した」と述べていたことが分かり、米景気の先行きへの警戒感が高まったこともあり、ドル円相場は一時143円71銭まで軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1082ドル前後と前日に比べて0.0040ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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