<動意株・3日>(前引け)=倉元、エネチェンジ、大阪チタ

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材料

 倉元製作所<5216.T>=急反発。2日取引終了後、新たな事業として業務用支援ロボット事業を開始すると発表。これが買い材料視されている。業務用支援ロボットの開発、販売などを手掛けるアイウイズロボティクス(東京都品川区)を11月1日付(予定)で完全子会社化して新事業を展開していく。アイウイズロボティクスの23年12月期通期の売上高は約3億2600万円、純利益は約1600万円。

 ENECHANGE<4169.T>=上げ足強め3日続伸。同社は消費者向けに電力・ガス切り替えプラットフォームの運営を行うほか、電力会社を顧客対象にクラウド型デジタルトランスフォーメーション(DX)支援サービスを展開している。業績は22年12月期、23年12月期と連続で営業大幅赤字となるなど低迷を余儀なくされており、経営の立て直しに傾注している。電気自動車(EV)の充電事業を巡る会計処理問題も重荷となっていたが、そうしたなか、2日取引終了後に新体制のもとで新たな事業計画を発表した。決算期をこれまでの12月期から3月期に変更し、数値目標としては25年3月期に売上高ベースで65億円(23年12月期は通期で43億7900万円)を掲げている。EV充電設備の設置拡大や電力・ガス比較サイトの事業拡大に取り組む構えにあり、新たな事業計画発表が足もとの株価を強く刺激する格好となった。

 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>=大幅高で75日線ブレーク。金属チタンの世界最大手で航空機向けなどを中心にグローバル展開している。2日取引終了後、スポンジチタンの生産能力を現行の年4万トンから5万トンに増強することを発表した。航空機需要が回復から成長軌道に転じていることなどを背景に、同社の尼崎工場の生産能力を増強する方針。投資額は約330億円で、27年度末までに引き上げる見通し。これが材料視される形で上値を見込んだ投資マネーを誘引している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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