米外為市場サマリー:良好な米経済指標を受け一時145円50銭台に上伸

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為替

 29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円99銭前後と前日に比べて40銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=160円62銭前後と同15銭程度のユーロ安・円高だった。

 この日に発表された4~6月期の米実質国内総生産(GDP)改定値は前期比年率3.0%増と速報値(2.8%増)から上方修正され、前週分の米新規失業保険申請件数は23万1000件と前の週の改定値から2000件減った。これを受けて米連邦準備理事会(FRB)が9月の会合で大幅に利下げするとの観測が後退し、米長期金利が上昇するとともにドル買い・円売りが流入。ドル円相場は一時145円55銭まで上伸した。ただ、FRBが重視する米個人消費支出(PCE)コア指数の発表を30日に控えて積極的には動きにくく、ドルは買い一巡後に上値が重くなった。一方、8月のドイツ消費者物価指数(速報値)で、前年同月比の上昇率が鈍化したことなどを背景に、ユーロが対ドルや対円で軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1077ドル前後と前日に比べて0.0040ドル強のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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