米外為市場サマリー:ドル買い戻しで一時145円00銭台に上伸
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28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円59銭前後と前日に比べて60銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=160円78銭前後と同25銭程度のユーロ安・円高だった。 米利下げ観測を背景に足もとでドル安が進んでいたため、月末を控えて持ち高調整を目的としたドルの買い戻しが優勢となった。米長期金利の上昇を受けて日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りも流入し、ドル円相場は一時145円04銭まで上伸した。ただ、29日に公表される4~6月期の米実質国内総生産(GDP)改定値や、30日発表の7月の米個人消費支出(PCE)を見極めたいとして模様眺めムードが広がりやすく、上値を追う勢いには乏しかった。一方、ドイツやフランスの10年債利回りが低下したことなどからユーロが軟調だった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1120ドル前後と前日に比べて0.0065ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS