米外為市場サマリー:日米金利差縮小が見込まれるなか143円90銭台に軟化

投稿:

為替

 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円96銭前後と前日に比べて60銭弱のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円02銭前後と同30銭弱のユーロ安・円高だった。

 米連邦準備理事会(FRB)による9月の利下げが確実視されるなか、日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いが優勢だった。この日に米調査会社コンファレンス・ボードが発表した8月の米消費者信頼感指数は、前月の改定値から1.4ポイント上昇の103.3となったが相場の反応は限定的。29日に公表される4~6月期の米実質国内総生産(GDP)改定値や30日発表の7月の米個人消費支出(PCE)を見極めたいとしてドル買いが手控えられ、ドル円相場は一時143円92銭まで軟化した。一方、米利下げ観測を背景としたドル安・円高の流れが波及するかたちで対ユーロでも円が買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1184ドル前後と前日に比べて0.0020ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。