10万円以下で買える、財務健全&低PBR 37社【スタンダード】編 <割安株特集>
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少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。 東証スタンダード上場企業では827銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。 下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額100億円以上、(3)株主資本比率が65%以上、(4)PBRが0.8倍未満――を条件に投資妙味が高まる37社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは23日現在) 23日(金)に配信した「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【プライム】編」も併せてご覧ください。 最低投資 株主資本 コード 銘柄名 金額 比率 PBR <9980> MRKHLD 10700 68.8 0.76 <6319> シンニッタン 21400 69.4 0.30 <7908> KIMOTO 25800 80.3 0.64 <5658> 日亜鋼 30100 70.2 0.28 <7455> パリミキHD 32400 73.2 0.56 <6853> 共和電 40000 73.8 0.61 <5363> TYK 43400 68.5 0.48 <6165> パンチ 44700 65.0 0.57 <8291> 日産東HD 47100 67.2 0.55 <4620> 藤倉化 51400 67.5 0.38 <9067> 丸運 56400 68.4 0.65 <8018> 三共興 59400 72.3 0.48 <7551> ウェッズ 62800 67.3 0.63 <5951> ダイニチ工業 63700 91.1 0.39 <8841> テーオーシー 64600 88.8 0.59 <6482> ユーシン精機 65300 80.1 0.65 <2009> 鳥越粉 71100 80.3 0.46 <8118> キング 73500 86.6 0.54 <1914> 日基技 74000 66.6 0.65 <7871> フクビ 74600 66.8 0.41 <4712> KeyH 74800 65.8 0.69 <5984> 兼房 75600 78.5 0.36 <4231> タイガポリ 79000 71.0 0.38 <1810> 松井建 79200 68.6 0.48 <7636> ハンズマン 81400 68.2 0.64 <3361> トーエル 82300 76.4 0.78 <5356> 美濃窯 82800 67.3 0.62 <6848> 東亜DKK 83100 76.3 0.76 <7885> タカノ 85600 81.7 0.42 <5237> ノザワ 87500 66.7 0.51 <9414> BS11 91000 92.7 0.70 <5909> コロナ 95200 73.6 0.37 <1967> ヤマト 95400 70.0 0.64 <7222> 日産車体 96300 67.8 0.76 <1921> 巴 97800 67.1 0.75 <6382> トリニ工 98600 70.9 0.53 <4644> イマジニア 98900 90.8 0.79 ※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。 ※通期予想が最終赤字、無配・配当未定の銘柄は除いた。 株探ニュース