外為サマリー:一時147円30銭台に上昇、実需のドル売り一巡後に切り返す

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為替

 20日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=147円28銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円20銭程度のドル高・円安となっている。

 この日は事業会社による決済が集中する「5・10日(ごとおび)」となる。仲値公示に掛けて、海外からの配当金に関連したドル売りのフローがドル円相場を下押しし、一時145円80銭台まで下落する場面があった。その後は一転してドル買い・円売りの流れとなり切り返す展開となった。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>に対するカナダのコンビニエンスストア大手アリマンタション・クシュタールの巨額買収提案が明らかになり、前日からドル売り・円買い需要が高まる可能性が意識されていたものの、日本時間20日に英紙フィナンシャル・タイムズが、米国の規制当局が買収提案に異議を唱える可能性が高いと報じた。これを受けてドルを買い戻す動きも出て、ドル円相場を押し上げた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1076ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0034ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=163円14銭前後と同1円83銭程度のユーロ高・円安で推移している。


出所:MINKABU PRESS

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