アストロHDが急反発、商業デブリ除去実証フェーズ2の大型契約を獲得

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 アストロスケールホールディングス<186A.T>が急反発している。この日の寄り前に、子会社アストロスケールが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と商業デブリ除去実証(CRD2)フェーズ2の大型契約を締結すると発表しており、好材料視されている。

 CRD2は、JAXAの進めるデブリ除去プログラムを起点に新しい宇宙事業を開拓し、日本企業が新たな市場を獲得することを目的としたプロジェクト。24年2月にミッションが実施されているフェーズ1では、商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」を開発し、非協力物体であるデブリへの接近、近傍制御を行い、軌道上に長期間存在する情報の少ないデブリの運動や損傷・劣化がわかる画像データを取得。続くフェーズ2では、更なる画像データを取得するとともに、デブリ除去としてその捕獲や軌道離脱も行う予定で、今後捕獲機構であるロボットアームを含め、フェーズ2で運用する「ADRAS-J2」の開発を進めるという。今回の契約の契約金額は120億円で、グループ史上最大規模の受注となり、同件に関する収益は29年3月末までの契約期間にわたって計上される予定。なお、25年4月期業績予想には織り込み済みとしている。

出所:MINKABU PRESS

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