米外為市場サマリー:持ち高調整や米金利低下が影響し一時147円50銭台に軟化

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為替

 16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円63銭前後と前日に比べて1円65銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円80銭前後と同1円00銭程度のユーロ安・円高だった。

 前日に約2週間ぶりのドル高・円安水準をつけたことで、利益確定や持ち高調整を目的としたドル売り・円買いが出やすかった。また、この日に米商務省が発表した7月の住宅着工件数が2020年5月以来の低水準に落ち込んだこともドルの重荷となった。米ミシガン大学が公表した8月の消費者信頼感指数(速報値)が市場予想を上回ったことを手掛かりに下げ渋る場面もあったが、米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁がインタビューで「米経済が過熱している兆候はないため、米連邦準備理事会(FRB)当局者は金融引き締め政策を必要以上に維持しないよう慎重に対応する必要がある」との見解を示したことなどが影響し戻りは限定的。米長期金利が低下したこともドルの重荷となり、一時147円57銭まで軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1027ドル前後と前日に比べて0.0055ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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