米外為市場サマリー:米景気懸念後退で一時149円39銭まで上伸

投稿:

為替

 15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円28銭前後と前日に比べて1円95銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円80銭前後と同1円55銭程度のユーロ高・円安だった。

 この日に米商務省が発表した7月の小売売上高は、前月比1.0%の増加と市場予想(0.3%増)を上回った。また、米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数は22万7000件で、市場予想(23万5000件)に反して減少した。これを受けて米景気懸念が薄れるとともに、米連邦準備理事会(FRB)が大幅な利下げに動くとの観測が後退。NYダウなど米主要株価指数や米長期金利が上昇したことがドル買い・円売りを促し、ドル円相場は一時149円39銭まで上伸した。また、リスクオンの地合いとなるなか円売り・ユーロ買いが活発化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0972ドル前後と前日に比べて0.0040ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。