外為サマリー:一時146円00銭台の円高に、岸田首相の総裁選不出馬で思惑売買

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為替

 14日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=147円07銭前後と前日午後5時時点に比べ70銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=161円64銭前後と同7銭程度のユーロ高・円安で推移している。
	
 ドル円は、午前9時頃に146円90銭台で推移し、午前10時過ぎには147円18銭近辺まで上昇した。ただ、その後、急激にドル安・円高が進み午前11時30分過ぎには146円08銭をつけた。岸田文雄首相が自民党総裁選に出馬しないことを表明したことを受け、思惑的な売買が広がった様子だ。自民党の次期総裁候補には、円安是正のため日銀に利上げを求める発言をした河野太郎デジタル相や、同じく日銀の金融政策正常化に前向きな姿勢を示した茂木敏充幹事長などの名前が挙がっていることもドル売り・円買いを促したようだ。ただ、146円前半では下値を拾う動きが強まり、その後、急速に値を戻し午後1時20分過ぎには147円台を回復した。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0990ドル前後と同0.0060ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。



出所:MINKABU PRESS

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