米外為市場サマリー:予想を下回る米PPIを受け一時146円60銭まで軟化

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為替

 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円84銭前後と前日に比べて40銭弱のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円42銭前後と同50銭程度のユーロ高・円安だった。

 この日に米労働省が発表した7月の卸売物価指数(PPI)は、前月比の上昇率が0.1%と6月の0.2%から鈍化し、市場予想(0.2%)も下回った。また、エネルギーと食品を除くコア指数は前月比横ばい(6月は0.3%上昇)で、市場予想(0.2%上昇)以下だった。市場ではインフレ圧力の緩和が続いていると受け止められ、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動きやすくなるとの見方からドル売り・円買いが先行。米長期金利が低下したこともドルの重荷となり、ドル円相場は一時146円60銭まで軟化した。その後は下げ渋ったものの、14日には7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えているとあって戻りは限定的だった。一方、米長期金利の低下を受けてユーロ買い・ドル売りが優勢となり、つれて対円でもユーロが買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0993ドル前後と前日に比べて0.0060ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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